VSO、決済証拠の研究とAI利用の文書案7件を公開
VeritasChain株式会社が運営するVeritasChain Standards Organization(VSO)は、11月6日にマージされたVAPの研究・文書案7件をまとめました。動作を確認した合成実験と、まだ実行していない設計案を分けて掲載します。
未採択の研究と文書案です
実験的拡張と文書案は未採択、第三者による独立再現は未成立です。自社CIの成功や研究案のマージは、正式採択、規範への完全適合、認証、本番適合を意味しません。実銀行・実資金・本番用認証情報は使っていません。
決済証拠:記録の整合性と支払権限を分ける(#52・#54)
文書案 #52は、暗号学的整合性、業務上の承認、実行内容との一致、観測された制御状態を別項目で扱います。#54のオフライン研究は、PAY-01〜08に対応する合成フィクスチャ24件と単体試験57件を用意しました。実際のEd25519署名と元のバイト列の結び付けを確認し、証拠不足を成功に置き換えません。提案全体の受入条件をすべて実行したわけではなく、銀行接続や実行前ゲートの実証でもありません。
送信と回復:応答が失われても決済を自動再送しない(#55)
ローカルの模擬決済先とSQLiteの記録を用い、最初の送信機会を記録した後に1回のPOSTを許可する研究です。応答喪失・再起動後はGETによる照合だけを行い、成功・失敗が不明な状態を保持します。28件の単体試験と、1回の送信・1回の模擬残高変化を照合するデモがあります。呼出元の業務承認はこの実験だけでは確認せず、汎用のexactly-once保証やOS隔離を示しません。
二者承認:同一人物の2鍵を別人の承認に数えない(#56)
設定済みの信頼鍵・人物対応、送信対象の正確な内容、ポリシー、署名付き状態記録の鮮度を、送信権を記録する時点で確認します。20件の試験と9段階のデモで、同一人物・金額変更・失効・記録不足・古い状態記録の拒否などを確認しています。提供された署名付き状態記録を使う限定的な研究であり、実在人物の認証や、実行瞬間の最新失効状態を保証するものではありません。
証拠収集:送信前の保存と、実行後の保管状態を分ける(#57)
同じ運営者が管理する別プロセスの模擬収集先が、元の承認・受領証のバイト列を保存します。初回送信の前に署名付きACK、nonceに結び付く読戻し、ローカル記録を確認します。25件の単体試験と5シナリオ・13段階のデモで、収集先停止、ACK喪失、決済応答喪失、実行後の収集障害を確認しました。回復処理は元の証拠の収集・照合に限り、支払を再送しません。決済済み・失敗という結果と、その後の保管状態不明を混同しません。別プロセスであることは、独立した第三者による保管や時刻証明を意味しません。
学校AI・消費者向けエージェント:今回は文書案のみ(#53・#58)
学校AIの案 #53は、要求・応答、リスク判定、通知試行、送信基盤の受理、到達、人の確認、設定や観測結果を分離します。学校システムへの接続や新しい実行実験はありません。消費者向けエージェントの案 #58は、実行主体、申告された商業関係、取得した入力・候補、開示、承認された操作、結果、保管・削除の証拠を整理します。CA-01〜08の8件は未実行のレビューケースであり、テスト成功件数には含めません。新しい製品機能や法的義務の成立を示すものでもありません。
固定コミットで確認した自社CI
決済研究 #57のマージ後コミット ce9c968951c0c92a3b5cf9d5a9a587506f8a700d で、4ワークフローの成功を確認しました。内訳はオフライン証拠57件、送信・回復28件、二者承認20件、収集先25件です。同じ試験の通常実行・最適化実行や、別ワークフローでの再実行は重複して数えません。その後の #58(d97980f)は文書のみの変更で、このHEADに新たな実行CI結果はありません。今回の記事作成で研究試験を再実行したわけではありません。
全実験は自社管理の合成環境です。模擬決済先へ直接アクセスできる認証情報を持つ主体の迂回は防いでおらず、全経路の観測、独立保管、外部アンカー、OS権限分離、提案全体の適合は確立していません。署名付きACKは、内容の真実性・完全性・現在も保管されていることの証明にはなりません。
マージ済みの一次資料
版ごとの記録を維持
11月5日のサイトmainのCI結果、Explorerの159テスト時点、固定再現キットなど、過去の記事と試験記録は当時の版・日付のまま保持します。今回のサイト更新はお知らせの追加に限定し、現行規範、既存実装、署名済みデータ、固定配布物、K3を変更しません。