VSO、VCPの研究用検証と実装状況の更新を公開
VeritasChain Standards Organization(VSO)は、VCPのハッシュ入力・署名対象・数値表現・証拠を保持する移行方法について、文書案と研究用実験を取り込みました。公開済みの仕様、開発元によるプレリリース、未採択の研究案を区別し、レビュー済みのGitHub記録へ進めるようサイトを更新しています。
研究用の公開 — 未採択
実験的拡張と修正案は未採択・未発効です。第三者による独立再現は未成立です。研究資料のマージや内部CIの成功は、VCP・VAPのネイティブ形式への完全適合、本番適合、規範の正式採択を意味しません。
公開しているものと、それぞれの位置づけ
| 対象 | 現在の状態と限界 |
|---|---|
| VCP v1.2仕様 | 公開済みの仕様です。整合性・署名・スキーマ・数値に関する既知の問題はレビュー中です。今回の研究によって、現行の規範本文やスキーマを修正・差し替えたわけではありません。 |
| vcp-sdk v0.1.0 | 開発元によるオフライン中核ライブラリのプレリリースです。Python・TypeScript・MQL5のコードをGitHubで公開しています。PyPI・npmには未公開で、vcp-sdk-specの実装でも外部の独立実装でもありません。曖昧な仕様に対する解釈はライブラリ独自の選択であり、規範変更として採択されたものではありません。VALIDという結果も適合の認証ではありません。 |
| VCPの研究用候補とチェッカー | 選択したフィールド配置、正確な単位換算、ISO時刻とナノ秒値の整合、元記録と派生証拠の対応を扱う閉じた合成データ実験です。入力された証拠コピーを読み取り専用で照合し、実際のVCPデータの移行やネイティブ形式全体の検証は行いません。 |
| VAPの三値検証案 | 別の必須検査が不明であっても、確定した失敗を消さないという文書上の整理が追加されました。これも提案段階であり、現行の規範アルゴリズムを変更するものではありません。 |
レビュー済み候補の内部検証結果
PR #16は2026年10月26日に3f99ba3でマージされました。最終HEAD 7ca7855ではPython 3.12・3.14のCIが成功し、保存した内部実行記録では次を確認しています。
| 対象 | 現在の状態と限界 |
|---|---|
| 合成証拠バンドル | 62ケースが期待判定と一致:PASS 6、FAIL 43、UNASSESSED 13 |
| 正確な単位換算 | 14ケースが期待判定と一致:PASS 5、FAIL 4、UNASSESSED 5 |
| 回帰試験 | 39件成功。スキップ・期待失敗なし |
| 保存レポートの検査 | 全項目の再計算が一致。意図的に変更した8種類のレポートをすべて拒否 |
これらは重複する確認項目であり、独立検証の件数として合算しません。不正入力や未対応入力も含むため、期待したFAIL・UNASSESSEDとの一致を、その証拠の検証成功とは扱いません。最終レビューでは、不正なポリシーによる例外終了と、不明な入力が別の確定した失敗を隠す経路などを修正しました。両ポリシーへの非オブジェクト入力10種類は、CLIでも構造化されたFAILを返します。
残る未決事項と検証範囲
完全なネイティブスキーマ、フィールドの必須条件と識別子、他の単位・時刻基準、内部の承認署名、本番の権限、移行運用は未決です。数値フィールドの棚卸し74項目のうち、今回の対象は9項目、別の意味を持つ時刻値が1項目、未評価が64項目です。試験用鍵や模擬受領証は、独立した署名者や外部時刻の証明にはなりません。
既存記録と以前の再現キットは別に維持
今回の研究PRは、現行規範・スキーマ、既存実装、過去の署名済みデータ、固定配布物、K3を変更していません。10月24日のVAP再現キット(キットb1af0dc・対象c8ccf97)は、Linux・Dockerの実行条件を含めて別の固定実験として維持しています。新しい読み取り専用のPython実験は、そのZIPの差し替えでも過去の結果の更新でもありません。
サイトの表記を整理
日英中で、プロファイルの状態、開発元SDKの公開状況、デモの限界、CABの承認と独立性、個人Internet-Draftの現行版をそろえました。日付付きの記事は過去の記録として残しています。VCPのVAPへの完全適合は未確認であり、Internet-Draftの公開もIETFによる推奨・ワーキンググループ採択を意味しません。