VSO、VAP研究用の再現キットを公開
VeritasChain Standards Organization(VSO)は、証拠提出の検証とOSレベルで分離した模擬実行ゲートの研究用再現キットを公開しました。外部評価者が固定した実装を自ら実行できるよう、必要な環境、実行手順、期待結果、報告様式を一組にまとめています。
研究用の公開 · 実験的拡張は未採択
第三者による独立再現は未成立です。以下は内部試験とCIの結果であり、正式採択、本番運用への適合、VAP全体への適合性を示すものではありません。
実装の公開から、手順に沿って実行できる評価へ
この研究では、暗号学的な整合性と、宣言された証拠提出要件の充足性を分けて評価します。再現キットは、既存の検証器、事前記録ゲート、OS分離実験を変更せずに接続します。環境を準備した後は、一つのコマンドで既存の回帰試験とシナリオを実行し、新しい合成証拠を生成して、固定した実装で署名・ハッシュ・証拠の結び付けを再検証できます。
内部検証で確認した結果
| 確認項目 | 記録された結果 |
|---|---|
| 再現キットの回帰試験 | 27件成功 |
| 既存実装の回帰試験 | 138件成功:OS 28件+ゲート46件+検証器64件 |
| 回帰試験の合計 | 165件成功 |
| 合成シナリオ | OS 16ケース、ゲート15シナリオ、検証器14ケースが期待結果と一致。検証器は現行モードと実験モードの両方で確認。 |
| 保存された証拠 | ゲートの証拠11組とOS実験の証拠を再検証。 |
CIではZIPの生成・展開・チェックサム確認を行い、別に取得した固定版の実装に対して実行した後、保存結果を再検証しました。「期待結果と一致」は、観測結果が事前に定めた期待と合ったことを意味します。接続経路と認証のない模擬APIを意図的に設け、迂回が成功することを確認する対照試験も含まれます。すべての条件で迂回を阻止できたという意味ではありません。
再現キットと検証対象の版を区別
| 用途 | コミット |
|---|---|
| 再現対象:検証器・ゲート・OS実験 | c8ccf97 |
| マージ済みの再現キット | b1af0dc |
| 最終CIで確認されたキットのHEAD | 69142d9 |
今回のパッケージは、現行VAP v1.2、DOC-SYNC、K3、既存検証器、既存ゲート、OS分離実験を変更していません。検証器の現行仕様モードと実験モードも分離したままです。キットのマージによって正式な提案番号が付与されたり、実験的拡張が採択されたりすることはありません。
評価者が管理する新しいLinux環境で実行
- 使い捨てのネイティブLinux環境またはLinux VMを用意し、日本語の実行手順に従って準備します。Git、Python 3.12以上、rootful Docker Engine、Compose v2が必要です。
- 再現キットと、別に固定された検証対象を取得し、ソースの照合と事前確認を経て実行します。参照実行はUbuntu 24.04 x86_64、Python 3.12.15、Docker 28.0.4、Compose 2.38.2で行われ、環境差分も記録対象です。
- 出力一式を保存し、評価者用の報告様式に失敗・未完了・環境差分も含めて記録します。保存済み証拠の再チェックだけでは、OS実験を新たに実行したことにはなりません。
この環境では、実行者、ホスト、Dockerデーモン、制御プログラムを信頼します。合成データ、模擬サービス、試験用の鍵を使用し、模擬受領証は独立した時刻証明ではありません。初回準備には外部のパッケージ配信元やコンテナレジストリへの接続が必要です。次の到達点は、内部での成功件数を増やすことではなく、別の評価者による実際の実行と報告です。