組織方針

分散型標準化団体としての
VSOの組織設計

分散型運営に関する公式組織方針の宣言

分散型標準化団体としてのVSO

宣言

VeritasChain Standards Organization(VSO)は、恒久的な物理本部(Headquarters)を持たない分散型標準化団体として運営されることを、ここに公式に宣言します。

VSOは、国際的な技術標準団体に求められる中立性、レジリエンス、検証可能性の原則と整合させるため、意図的に物理的な本部を設けない組織設計を採用しています。

分散型とする理由

標準化活動は本質的に国際的かつ協調的なものです。単一の物理拠点に権限や判断、データを集中させることは、運用面・セキュリティ面・事業継続性の観点から不要なリスクを生じさせます。

そのためVSOでは、物理的な所在ではなく、検証可能なプロセスに基づく運営を採用しています。

VSOが行わないこと

この組織モデルの下で、VSOは以下を行いません。

  • いかなる拠点も本部・本社として指定しない
  • 中核的な意思決定や証跡管理を単一オフィスに集約しない
  • 物理オフィスを信頼性や正当性の根拠として扱わない

物理拠点は、組織の信頼性や適合性を主張するための基盤ではありません。

事務局・リエゾン拠点の位置づけ

VSOは、以下の限定的目的のために事務局またはリエゾン拠点を設けることがあります。

  • 対外調整・連絡
  • 郵便・事務対応
  • 会議や協議の実施

これらの拠点は軽量かつ移転可能なものであり、技術的判断、監査データの管理、証跡の保管といった中核機能は担いません。

VSOの思想との一致

この分散型組織設計は、VSOの中核原則である

「Verify, Don't Trust(信頼ではなく検証)」

を組織構造として体現するものです。VSOへの信頼は、透明な技術規範、検証可能なプロセス、公開レビューから導かれるものであり、物理的な拠点や集中管理からではありません。

注意事項

本宣言は、VSOの組織設計に関する公式方針を示すものです。規制承認、認証権限、特定施設や事業者の推奨を意味するものではありません。